わかりやすく言えば、「こころも扱う内科」です。
こころとは、心臓ではなく脳を指します。
こころ(脳)とからだ(身体)は常に連動し一定のバランスを保ちながら生体活動を営んでいますが、
悩みやストレスなどにより、こころがバランスを失うと、からだも不安定な状態となります。
頭痛、めまい、吐き気、動悸、便秘・下痢、倦怠感などがそうです。
内科で検査しても異常や病気は見つからず、これといった治療法もないまま本人は途方に暮れます。
しかし不快な症状は続き、不安や焦りも重なって症状がますます悪化してゆきます。
不眠でも不安でもうつでも必ずといっていいほど、からだの症状が認められます。
この「こころ」と「からだ」両面の治療やケアをするのが「心療内科」です。
身体疾患がきっかけとなり、不眠、不安、うつを生じることもあります。
また、アトピー性皮膚炎、胃潰瘍、過敏性腸症候群、気管支喘息などのように
心理的要因が大きく影響する身体疾患もあります。